日々の定跡

日々の定跡

Read Article

不利な時の思考(羽生先生の場合)

スポンサードリンク



不利な時の思考(羽生先生の場合)

形勢が不利だと感じたときにどう指すか。これはなかなか難しいテーマですが、基本的に私は不利になったときはもう他力に頼らざるを得ないと考えています。その分、気楽というわけではありませんが、多少は危ない手でも指せることは確かです。

私の場合は、博打のような手を指して形勢を逆転するというよりは、何とかその形勢をそれ以上離されないように保って、チャンスが来れば逆転できるような指し方をすることが多いと思います。悪いと認識したときは、それ以上悪くならないように心がけることが一つのポイントです。

もう一つ重視しているのは、一直線の切り合いになって終わってしまう手順は選ばないようにすることです。攻め合いにいった後に明らかに一手足りないという形は、絶対にどうやっても一手足りないのです。だから、一直線の手順は選ばないで、何かまぎれる可能性のある手を探していきます。

たとえば、それまでにかなり研究していた戦型に持ち込んでも、相手に予想外の一手を指されることがあります。そうなると多くの場合は不利な形勢になり、場合によってはそれで勝負は終わりになることもあります。しかし、そういうときにでも、まずはパニックに陥らず、冷静に相手の意図を考えるように努めます。

相手の意図がわかったら、それに対するこちらの選択肢を考えて、如何にしてギリギリの一手違いに持ち込むかを考えていきます。
しかし、将棋が他のゲームと違うところは一旦、不利になったらどんなに自分が頑張っても、相手に一番いい手を指し続けられれば勝てないということです。だから、本当に他力本願になってしまうのです。

私は相手が一回、次善手(最も良い手ではなく、二番目に良い手)を指してくれても追いつけない形勢は、もう基本的には追いつけない差だと思っています。相手が次善手を指してくれたら逆転できるうちはまだ大丈夫ですが、それ以上離れてしまったらどうにもできないのです。それは野球のスコアで言うと、四対〇ぐらいの感覚です。


羽生他・先を読む頭脳87~89ページ参照

参考になる情報だった!と思ってくださった方、
コチラをクリックしていただけますと励みになります⇒人気ブログランキングへ

将棋 ブログランキングへ

スポンサードリンク

人気ブログランキング参加中!

人気ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いいたします。! クリックして頂けますと幸いです⇒人気ブログランキングへ
将棋 ブログランキングへ

Leave a Reply

*
* (公開されません)


+ 六 = 八

*

Facebookでコメント